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緊急声明 「はやぶさ地球帰還を祝して」

 探査機「はやぶさ」が地球に帰還し,試料回収カプセルが無事回収されました.「はやぶさ」はイオンエンジンの技術実証という当初の目標を達成した後も,様々な挑戦に成功し,最終目標とも言うべき地球帰還にも成功しました.回収カプセルに小惑星イトカワの表面物質が含まれていれば,太陽系の誕生や進化に関わる新たな知見が得られることが期待されます.これら試料の初期分析には日本地球化学会の会員も少なからず参加して行われることになっており,その結果を心待ちにしたいと思いますが,まずは我が国が世界に先駆けて,小惑星への往復を成し遂げたことに関係各位に心から祝意を表明いたします.

 これまでも惑星探査によるリターンサンプルの分析は宇宙地球化学を大きく進展させてきました.我が国がサンプルリターン探査に今後も積極的に取り組み,世界をリードしていくことを期待するとともに,日本地球化学会も最大限の協力をしていく所存です.

2010年06月14日 日本地球化学会会長 海老原充
Geochemical Journal Vol. 44, No. 2の遅配について(2010/07/27)
2010年度第2回鳥居基金助成の締め切り迫る(2010/07/27)
第5回日本地球化学会ショートコースの参加申し込みの受付開始(2010/07/09)
年会での保育施設設置について(2010/07/09)
「地球化学」Vol.44, No.2の落丁について(2010/07/07)
名簿号ハンドブックの学会HPへの掲載(2010/06/23)
本年度Geochemical Journal賞受賞者決定(2010/06/03)
会員情報確認と変更のお願い(2010/04/13)
「地球化学」論文掲載者の皆様へ:著作権移譲のお願い(2010/01/12)
Geochemical Journalの冊子体に関する再度のお願い(2009/10/05)
「日本地球化学会からの派遣講師」大募集(2009/09/18)
「学会協賛企業」を募集中(2009/09/18)
役員選挙制度の改定に関するお知らせ(2009/06/09)
Geochemical Journalの最新号の情報はこちら(2009/04/21)
『地球化学』誌掲載の博士論文抄録の募集(2009/03/18)

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▼ Geochemical JournalにてExpress Letter論文が公開されました

中国北部マンシャンで採取した大気エアロゾル中のジカルボン酸類の分子組成と昼夜変動
He Nannan, 河村公隆(北海道大学)
Geochemical Journal, Vol. 44, e17-e22, 2010
URL
内容紹介:
 「中国北部マンシャンで採取した大気エアロゾル中のジカルボン酸類の分子組成と昼夜変動」

 中国は、化石燃料の大量消費により大規模な大気汚染に直面している。特に、首都北京での大気汚染は深刻であり、汚染物質の起源やその輸送過程の解明のため、これまで北京市中心部やその南部で大気エアロゾルの観測が行われてきた。しかし、北京市の影響を強く受ける北部での大気エアロゾル観測の報告例はほとんどなく、都市からの汚染が北京郊外の大気質に与える影響についてはわかっていない。とりわけ、有機エアロゾルの研究は皆無であった。有機物は微粒子中で30?70%を占め、その半分以上が水溶性であることから、有機エアロゾルは凝結核として雲の生成、太陽光の反射など放射強制力に重要な役割を果たすなど、大気科学的に重要な物質として知られている。・・・
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▼ Geochemical JournalにてExpress Letter論文が公開されました

古い磁器中のヘリウム:大気中のHe同位体成分の歴史的変遷
松田准一1,松本拓也1、2、鈴木章久1(1大阪大学、2岡山大学)
Geochemical Journal, Vo. 44, pp. e5-e9, 2010
URL
内容紹介:
 「古い磁器中のヘリウム:大気中のHe同位体成分の歴史的変遷」

 近代における人間の産業活動により化石燃料中に含まれる4Heが大量に大気中に放出されているが、これにより大気中の3He/4He比が変化したかどうかについては、いまだ論争が続いている。これまで、大気中の3He/4He比の変化については実際の過去の大気試料、また精錬の時に生じるスラグなどについての測定から議論されてきた。本研究では、古い磁器中の気泡に当時の大気が保持されているのではと考え、中国と日本の古い磁器中のヘリウム、アルゴンの元素存在量と同位体比を測定した。・・・
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 地球化学は、太陽-惑星系の形成と進化、地球内部に存在する物質の構造とその進化、さらには大気圏・水圏を含む地球表層や生命の誕生と進化などを「化学」を用いて探求する学問分野である。元素、同位体、化学種の存在度、分布、移動、変化を空間的あるいは時間的に取り扱い、それらを支配する法則や原理を見いだすことにより、地球や太陽系に関連した現象の解明を目的としている。隕石や月試料などの地球外物質を対象とする宇宙化学も含めて地球化学と称する。
 対象とする物質は固体地球や惑星を構成する岩石や堆積物,隕石,大気,海水や陸水,火山ガスや熱水,生物など,天然物質全てと、合成や実験によって得られた試料である。また,これらの数値データを用いたシミュレーションも行っている。
 また,近年は人類活動により,二酸化炭素問題や海洋汚染など様々な環境問題が発生している。化学的データに基づいて,現在の地球における物質循環を明らかにすること,過去からの地球環境変遷を明らかにすることも地球化学の取り扱うべき課題である。
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