■学会からのお知らせ「大震災関連」(5)

学会からのお知らせ(4)」に書きましたが、今月末から来月上旬にかけて、ほぼ福島県全域で組織的な土壌採取が行われ、そこに残留する放射性核種を測定する計画が実施されようとしています。測定対象核種は131I, 134Cs,137Csで、いずれもガンマ線を測定することにより、試料の持つ放射能(Bq)を定量することになります。ゲルマニウム半導体検出器をお持ちで、そのような測定が実施可能な方がおられましたら、できるだけ早くご連絡ください。すでに放射化学会や核物理研究者グループで同様の調査をしており、そちらに返答をされた方は、この呼びかけに再度ご連絡いただく必要はありません。測定にあたっては測定用プロトコルに従っていただき、Bq数算定のための標準試料を貸与致します。測定は試料採取後から約一ヶ月程度で集中的に行うことになります。これらの詳細については、後日ご連絡します。測定参加希望の方は以下の情報を至急、下記返信先宛お送りください;

お名前:
所属:
メールアドレス:
Ge半導体検出器の台数(この測定に常時使えるもの):
60Co 1332keVの相対効率(%):

返信先: ebihara-mitsuru@tmu.ac.jp[(@を半角にして下さい](件名に「測定器」と入れてください。)

なお、得られたデータは文科省に帰属し、そのデータをつかって発表等を行うことは可能ですが、採取者との協議が必要で、その他、何らかの制約が生じる可能性があります。基本的にボタンティアでの参加を前提とさせて頂きます。また、お申し出いただいても、測定を依頼しないこともあり得ます。予めご了承ください。

日本地球化学会会長 海老原充